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マブリットキバ
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【これから出来る事】『支援物資のポイントや準備、発送について』

被災地ではいくつもの公的な施設、公共機関、学校施設などが
避難所になり、被災した方々がそこで避難生活を送っている

現地の避難所というものはどういうものもなのか、
熊本市の避難所マニュアルにまず一度、目を通しておきたい

熊本市 避難所運営マニュアル ※PDFデータ
http://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=1368&sub_id=3&flid=40746

今はまだ、現地に支援物資を送るインフラが整備されていないので
これから支援物資を用意する場合として、参考にして頂ければ幸いだ

支援物資は通常の運営だと、自治体が用意した
いくつかの保管場所に保管され、各避難所のニーズに合わせて
随時届けられていく事が多い。これは全国からになるので
膨大な量となり、仕分けや検品をするだけでも相当な人手が必要だ

まず実際に支援物資を送る場合、どうすれば現地の人に
迅速に行き渡るのか、現地の手間をどうすれば省けるのかを書いていきたい

【支援物資の準備と発送について】

①【今、必要とされるものの一歩先を読んで用意すること】

報道を見ると、食料や水などが不足しているという情報が目立つ。
これは「今現在、不足している物資」であることを理解しておこう

つまり、その情報を見て支援をする側が食糧や水を用意して
送ったとする。それが避難所に届くには現在かなりの日数がかかる
連絡会議でいくつかの報告からこんな声があった

「水を送ろうと問い合わせたら、いりませんと断られた。悲しい」

これは明らかに受け入れ側の体制が人手不足でできていない状況だ
決して、いらないわけではない。そうするしか、そうとしか担当の人は
いえなかったんだと思う。こうした対応でせっかくお互いの助け合う
気持ちや物資の行き場がなくなるのは本当に悲しいことだ。

こうならないように、まず現地の自治体などの情報をチェックして
「今、水が必要だ」とするなら、それを受け入れてくれる
近隣の自治体や機関などの受付窓口を自らが探すことが大切だ。

そして一歩先をかんがえる事。水が行き渡ったら次に何が必要になるか
ここでは「衣食住環境」について、自分で考えてみることが良い。
食事もそうだが、水といえば顔や体を拭くタオル、清潔に保てるための
アイテム、ハンドソープやボディシート、衛生用品がそれにあたる

現地では多くの人が身を寄せ合って、避難所で生活している
衛生的な環境を保つアイテムなどは、水と言う環境が整うと
次に必ず必須になる支援物資だ、こうしたものを確保しておいて
いざ、支援物資の受付窓口が出来たらそこに問い合わせると良いと思う

モノが足りない、買えない環境なら支援物資を
モノが買える環境が整ったら支援金や義捐金を

という感じに、現地の状況や求めにあわせ、かつ一歩先を行く
支援の仕方ができるように、情報の収集や判断は冷静に行って欲しい


②【支援物資にふさわしいものと送り方、梱包の仕方について】

次に支援物資を送る段階でのポイントや注意事項について記したい
上記にもあることだが、支援物資は現地の物資保管所に集められ、
各避難所や一時避難をしている方々に送り届けられる

この段階では、自治体関係者の方や自衛隊の方々
専門のボランティアの方々が仕分け、検品を行い必要に応じて輸送する

その殆どがダンボールであり、みなさんが思っている以上に
膨大で想像もつかないほどの支援物資が集められる
ここで支援物資が仕分け、検品に時間がかかってしまうと
必要とする方々へ届くのが遅くなってしまう

では、どうすれば迅速に仕分けされ、検品と配送が行えるか
それは支援物資を送るみなさんのほんの少しの工夫で可能になる

ダンボールなら、横の4面に紙でも何でもいいので

(1)『熊本地震への支援物資』と言うように、被災地への支援物資である
   ことを大きく明記する

(2)内容の物資「新品バスタオル×10枚 新品ハンドソープ×10個」
   などのように、誰が見ても遠くにあっても内容を把握しやすいよう
   大きく白い紙などに明記して貼る

(3)梱包はできるだけコンパクトにまとめ、ガムテープ梱包は必要最低限
   にして、開けやすいようにあまりガッチリ梱包しすぎない事
  (保管の段階でつぶれないような強度のダンボールなどが望ましい)

(4)箱の中に「支援物資の内訳と送った方の連絡先を書いた紙を入れる」
  これで箱を開けても内容の確認や送り主の情報を自治体が把握できる
  ※手書きでも全く問題は無い

以上だ。これをしておくことで、物資の仕分けや検品の際でも、
必要とするときにも、物資保管所の担当が判断しやすくなり
避難所に送り届けられる場合でも、そこの担当や人々が判断しやすい

こうした工夫は結果として、必要とする方々へ迅速に届く事になる

そして万が一、物資の横流しの危険に遭っても
支援物資と大きく明記してあれば、そうした非道な行為から
大切な支援物資を守る事もできるんだ

こうした工夫全てが、現地への支援の協力になる。是非実践して欲しい


③【支援物資に求められる品質について】


支援物資を送る時、あれもこれもと考えて詰め込んでしまう事がある
上記理由から仕分け、検品の際に色々なものが入っていると
時間がかかって、必要とするところへの到着が遅くなることがある

支援物資のポイントは「水なら水」。「タオルならタオル」と言うように
1つの箱に使用関連が共通するように、シンプルにまとめておくと良い

そして大切な事は送る支援物資の品質の問題、これは重要なことで
支援物資を送るなら『新品のもの、もしくは未開封品』にしてほしい

避難している方々は体も弱っていたりする事が多い、だから
衛生環境に対して、支援する側のほうが細心の注意を図る必要がある

送るほうは清潔だと思って、使用済みの品を入れても
現地の判断で使えないものだとされてしまう事が多いんだ

だから支援物資は【新品か、未開封品(保証期限内の物資)】で
必ず統一して送るよう、心がけてもらえれば非常に有難い


以上が支援物資を用意したり、送る側でできる工夫になる

これはあくまで、東日本大震災で経験したオレの体験からになるが
被災地は全て同じとは限らない、今の被災地や現地の状況に合わせて
情報や求められるニーズにあった支援を皆さんで心がけて頂ければ幸いだ
https://plus.google.com/102177105988330197362/posts/6Mw28cfgusN?hl=ja

マブリットキバ
今はまだ、現地に支援物資を送るインフラが整備されていないので
これから支援物資を用意する場合として、参考にして頂ければ幸いだ

マブリットキバ 2016/04/17 07:29:30
大丈夫だ。働ける時は働く、それがオレの役目なのさ。

シャカ 2016/04/17 06:02:41
キバさん、もう起きたんですか?😓
もう少し休まれててもバチは当たらないと思いますが…
連日お疲れでしょうに😰

田島芽瑠 2016/04/17 23:42:41
了解です!

おる 2016/04/17 23:37:32
めるさん、こんばんは。
キバさんの755や今日のググたすに参考になることがかかれています。
送る前に是非、みなさんに読んでもらいたい。